好きだ。
なにせ、楽しい。
なので、結構行っている。
本日ご紹介するのは、
ここ。
こんな建物だ。
住宅街の一角のようなところに
ひっそりと建っている。
正直、どのくらいの人が訪れているのか
心配になったりもする。
けれど、決してゼロでもなく、
ワタクシのように、こういうものを嗜好する者も
ある程度居るということのようだ。
「新型コロナの自粛期間中に、あちこち行くな!」
そういう勿れ。
そんな騒動が起きるよりもだいぶ前の訪問なのだから。
ロックダウン中に去年の観光地の写真を投稿した夫婦が
外出禁止違反で逮捕された
……というニュージーランドのニュースがあったが、
(そして、「紛らわしいことするな! と叱られた、というが)
何でもかんでも条件反射的に批判すれば良いというものではない。
まず、それが事実であるのか、
事実であるとして、非難に相当する内容なのか、
場所、時間、要素、その他吟味した上で、
「批判のための批判」ではない、表現の方法を熟慮いただきたいものである。
それはさておき。
「大友亀太郎着任153年」と書いてある。
誰?
維新の前から、開拓に訪れた多くの人々によって
現在の北海道が形づくられているということが
いろんな「館」を通して知ることができる。
もちろん「キレイゴト」だけではないのであるが
それも含めての「現在」である。
どのくらい読んでもらえるかはわからないが、
資料館にはやはりこういうモノが欲しい。
これだけのことを調べ、数字を確認し、まとめ上げるのは
決して容易なことではない。
彼の業績の一つに、
「大友堀」というものがあるようだ。
その一部は、現在の創成川として残っているという。
すっかり埋め立てられてしまった部分も多いようだが。
郷土資料館の、こういう雑多感が好きだ。
整理してあるような、していないような。
いろんな時代のものが、ごちゃまぜになっているような。
そんな中に、結構新しそうなエアコンが取り付けてあったりする。
むかしの「偉い人」の写真が、なんか役場か校長室のようで。
昔の教科書が、凄い。
小学生が、コレを読んだの?
少ない漢字と、かわいいイラストと、
効果的な図表、写真、動画、3D映像が
書物だけではなくネット経由で存分に得られる現代とは
まったく異なる、教科書。
これまた、綺麗な字!
やる気は凄かったけれど、
教材があまり無かった昔と
数多の教材が溢れているけれど
やる気がイマイチな現代と、
さて、どちらの学生が幸いなのか。
昔の「せつび」
暖房・給湯機器、だね。
ストーブで暖をとりつつ、湯も沸かす。
燃料の種類によって、
熱源機の構造が違うのだ。
それは過去も現在も一緒。
昔のいろんな日用品と、
現代のエアコン。
展示ではないけれど、
結構古い時代の「電話用保安器函」も
イイ味だしている。
昭和52年に開設された資料館だということなので、
当時の仕様なのだろう。
調査じゃないので、中は開けていないけど。
大友亀太郎。
ここに写る灯油タンクの基礎は
既製のコンクリート管を利用したものか。
外壁には、
さっきのエアコン用の室外機と思われるものが。
屋根から落ちた雪が
防雪フードについて、
融けて、凍って、氷柱になっている。
室外機の設置場所は、
屋根形状との関係が難しいのだ。
(「札幌村郷土記念館と大友堀」おわり)