2020年04月30日

排水配管の継手

鉄の配管といえば、
ねじを切って、継手(つぎて)にねじ込んでつなげていく……というのが
たぶん昔は当たり前だったことと思われる。

(鋳鉄管は、そうじゃなかったけど)



けれど今どきは、
いちいちネジ加工しなくても済むMD継手が使われる。

Mechanical Drainage Joint なんだそうだ。



これだと、直管を必要長さで切断したら、
ボルト・ナットの締め付けで接続できるので
「ねじ切り」の熟練が必要ない。

ねじの不良による接続不良もない。



公共工事の単価も、ある程度の太さになると
ねじ接合よりもMD継手接合のほうが
安価になる。



100mmの配管の「ねじ接合」なんて、
大変だし。



20043001.JPG



こんな感じで、つながっていく。



けど、このあと保温材が被せられて、
壁で隠されて、
誰にも見えなくなってしまう。



次に見られるのは、
水漏れが発覚(継手の施工不良?)したときか、
解体されるときくらい。



そんな継手たちにも
思いを寄せて……。
(「排水配管の継手」おわり)
posted by けろ at 13:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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