2020年04月11日

こんな時の、備忘録として

緊急事態宣言下、
いろんな事が繰り広げられている。



不注意・不用意な感染者が出た大学に、
多数の脅迫電話。
学生の名前を教えろとか、住所を教えろとか
対応がなってないとか、云々。



感染者と関係性があったというだけで、
「区別」「用心」と称しての差別扱い。

同じ学校に通っていたとか、
同じ街に住んでいたとか、
「だから何?」ってくらいの関係性でも
激しく拒絶されたり。



海外では、「アジア人」という括りで忌避されて
コロナ呼ばわりされたり、
殴られたり、
刃物で刺されたり。



中国・武漢で最初に出たからと言うので、
10年来日本に在住している中国人に対して
「日本から出ていけ」扱い。
だったけど、今や中国よりも日本の方で流行ってる。



「外出するな」

「でも、出ざるを得ない」

「感染拡大させるつもりか」

「稼がないと、生きていけない」

「学校が休校で、小さな子どもを置いて仕事に行けない」

「業務が滞るぞ、何としても出勤しろ」

「休業を命じるなら、補償して」

「1人10万円だ」

「いや、1世帯30万円だ」

「無利子貸付拡充を」

「明日からの現金が欲しい」

「こっち、すいてるよ。人居ないから感染リスク低いよ。
 潰れそうだから、来て!」

「東京から来るな。コロナ持ってくるな」

「なんで、名古屋は除外?」

「会社来ないでね。あ、営業は回ってね。
 直行直帰でいいからね。会社にはコロナ持ってこないでね」

「基本、在宅勤務。セキュリティあるから、データは持ち出し不可」

「マスクしてるから、大丈夫だよん。それにオレ、若いし」

「咳? これ、花粉症や。コロナちゃうねん」

「水商売にまで公費で営業補償するのはいかがなものか」

「都で、軽症者隔離用のビジネスホテルを借り上げだ」

「菌を撒き散らすな!」

「抗生物質飲んだら症状軽くなった」

「かかった。めっちゃ苦しかった」

「味、しなくなってん」

「え? 感染しとるって? んなアホな。
 何ともないで? 元気やで?」

「BCG効くらしい」

「アビガン、アビガン」

「航空会社、もつのか?」

「バイト先、つぶれた。カネ無い。困った」

「無給休暇って……。どうやって生きろと」

「日本経済、お先真っ暗」

「アベノマスク、1世帯2枚、いつ来るの?」

「病院の職員に感染者。診療停止」

「検査してよぉ」

「偽陽性、偽陰性、結構あるよ」

「じゃ、検査って何?」

「マスク、買えない。アルコール、買えない」

「地下鉄、スーパー、パチンコ屋、すんごく混んでるがな」

「学校、再開?」

「大学は、ネット講義?」

「一体、いつまで続くんだろう。先が見えない」

「暇ができたから、沖縄行こうっと」→知事「来ないで!」

「東北の田舎に、花見に行こうっと。人少ないから大丈夫だよね」

「オレ、免疫あるから。普段から鍛えてるから(……一体何を?)」

「かかったらかかったで、仕方ないよね。覚悟してるから」

「オっレっはっ、コっロっナぁ〜」→「施設閉鎖! 消毒ッ!」
 →「ウッソぴょ〜ん」→「威力業務妨害ッ! 損害賠償ッ!」

「コロナ陽性。撒き散らしてやるぅ!」→「本人、重症化。後日死亡」

「人間、必ずいつかは死ぬのさ」

「弱い奴は死ぬ。強い者は生き残る。自然の摂理」

「自分が罹って初めて重大性がわかった」

「友人が亡くなった。自分の関係者に及ぶとは思ってなかった」

「予防効果はないんでしょ。マスクしても意味ないじゃん」

「マスク、マスク、とにかくマスクくれ。
 マスクがあれば安心して出掛けられる」

「ロックダウンなんて、意味ないじゃん」

「Stay Home!」



さて。



事態が落ち着いた時(いったい、いつになるのか)、
これらもろもろの、さまざまが、
どのように後に伝えられるか。


教訓として生きるか。


あるいは喉元を過ぎて、忘れ去られるか。



それにしても。



いろいろ出来なくなると、

「意外と、しなくてもいいコトって、多かった」

そんな発見がありはしないか?



「通わなくても」

「無理に挨拶に行かなくても」

「直接会わなくても」

「ZOOMで問題ない」

「買わなくても」

「出掛けなくても」

「やらなくても」



医療関係、運送関係など、忙しさの極みにある方々がいる一方で、
突如やってきた「ヒマな時間」を持て余す人たちが居て。


せっかくある時間なら、
物事じっくり思い巡らす、
人生を見つめ直す、
いい機会なんじゃないだろか。

大げさじゃなくってさ。



もう今後、こんな機会はないかもしれない。

そう考えるのも、良いじゃないか。

罹っていない人なら。
(「こんな時の、備忘録として」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]