2020年04月10日

トイレのパイプシャフトが意外と広かったけど

トイレのブース内に、壁点検口があった。


20041001.JPG


いや、これ勝手に開けたんじゃないんだよ!?

ちゃんと、仕事上の調査なんです。
そこんとこ、誤解なきよう。



リモコンの脇に点検口って、
なんか新鮮!



中には、意外と広いパイプシャフトが存在していた。


20041002.JPG


配管が何本も林立している。

真ん中の管を支持している部分に、
青いプラスチックのプレートがあって、
Uボルト(文字通り、U字形の、配管を留めるための金具)にも
青い被覆がかかっている。

管自体にも、水色のプラスチックテープが巻いてある。



ステンレスの管と、鋼材とが直接触れ合わないように
これらの措置が施してあるのだ。

なかなか、こんな厳重にやっているのは見ないかもしれないけれど
逆に、これらを怠ったために、
鋼材がみるみる錆びていった跡は、見かけるかもしれない。



右側の保温材がかかっている配管には、赤色のプレートが、
左側のものには、白色のプレートが、それぞれ取り付けられている。


管の用途によって色を分けたか、
それとも系統別なのか。



もちょっと奥にも、
たくさんの配管たち。


20041003.JPG


排水管には、 満水試験継手 が、


20041004.JPG

その他の管には、バルブが、ついている。


このバルブハンドル、結構出っ張るので、
ちゃんと操作できる位置と向きに取り付けるのが
「職人ワザ」だったりする。



関係者以外に、誰も見ないような、
こんなパイプシャフトの中にこそ、
秘めたる心意気と、誠実さが
表現されているのである。


たとい、誰も褒めてくれなくても。

いや、気づいてさえくれなかったとしても。


でも、そういうのを見つけて喜ぶワタクシのような存在も、
ごく稀には居るんじゃないかな。
(「トイレのパイプシャフトが意外と広かったけど」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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