2020年02月27日

旧三菱鉱業寮

昨日ご紹介した旧永山武四郎邸とつながって、
『旧三菱鉱業寮』がある。


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保存復元工事を経て、
たいそう綺麗になっている。


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旧永山武四郎邸との接続部分付近。


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かつて、煙突を通していた孔が見える。



玄関。


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いきなり、バリアフリーではない。

時代的に、そんな発想は無かった。



文化庁登録の、有形文化財である。


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耐震補強を兼ねて、保存修理工事が行われて
現在のようにきれいになったという。


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内部の暖房は、
FF式温風暖房機で行われている。


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給排気トップは、高く高くカーテンボックスの上まで
立ち上げられている。



天井に設けられていた換気口は、
塞がれていた。


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そりゃ、寒いに決まってるから。



母子像。


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この外壁に、昔は煙突が貫通していたのであろう。



「電話室」というスペースが、
残されている。


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もう、時代劇の世界だな。



2階への階段は、狭くて急だ。


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それが当たり前の時代だ。

流石に、手すりが取り付けられていた。



2階。


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天井裏に上がるための梯子と、天井点検口。

火災報知器や非常照明は、現代法規の要請による。



使われなくなったスイッチボックスは
プレートで塞がれている。



こちらのトイレは、来館者が使えるように
新しくされている。


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洗浄便座付である。



電気ヒーターも取り付けられている。


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200Vコンセントも、そのための電源ケーブルもメタルモールも
後付だ。当たり前のことながら。



換気扇。


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どうせなら、コンセントは左に付けたら良かったんじゃないだろうか。



室内の照明器具も、
現代のもの。


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2階のFFストーブの給排気トップも
立ち上げてあった。


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灯油配管は、床ころがしだ。



このオイルサーバーで、地上の灯油タンクから
揚油する。


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揚油管と、送油管。

タブレット盗難防止用のケーブルを巻きつけるには
たいへん心許ない、細くて弱い配管なのであるが。

所轄消防によっては、返油管を付けるように
指導されることもある。



照明器具や火災報知器や誘導灯は、現代のものだ。


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昔の雰囲気を損なわないように
それでいて現代の利用に耐えるように
さまざまな苦労があったのであろう。


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この時は寄らなかったが、
1階には オシャレなカフェ もある。



こういった形で文化財の中で楽しめるのは
良いことであると思う。


記念物として単に鑑賞するのも良いけれど、
せっかくの建物なんだから、「使ってナンボ」であるとも
言えるんじゃなかろうか。


旭山動物園 よろしく
「動態展示」ってやつだ。


古〜い設備の、動態展示も
やってみたらおもしろいんじゃないかな。


効率が悪くて、排ガスが濃くて、材料劣化が早くて、
難しいのかな。
(「旧三菱鉱業寮」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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