2020年02月01日

都内を歩いていて

都内を歩いていると、
いろんなモノたちに出逢う。


別に都内じゃなくっても、
どこに行ったって、何かに逢えるんだけれどもね。



たとえば、首都高のガード下。


20020101.JPG



至るところで、工事をしている。


だってさ、このインフラは
だいぶ古いんだ。


耐震基準も低かった時代、
高度成長期にイケイケドンドンで造ったものなんだ。



阪神や新潟や東北の地震を経験した後、
その分析がなされた今、
補強は必須なのだ。



よしんば強度が足りていたとしても、
そもそも年数を経て、劣化が進んでいる。


何やかや、補修は必要だ。


そんな箇所が、もう数え切れないほどある、はずだ。



歩道橋との立体交差も
多数ある。


20020102.JPG


自動車と歩行者の動線分離の観点から
たくさん造られた歩道橋であるが
現代社会においては健常者向けの施設となってしまっている。

足腰の弱い方や車椅子の方にとっては「バリア」でしかない施設。


現代、新しく設けるならば
両側にエレベーターが必須であろう。

建設、維持コストが桁違いに大きくなるだろう。


時代の変遷が窺える、
そんなガード下。



道路に埋まる、各種蓋類も豊富にある。



20020103.JPG

小口径ますの蓋だったり、



水道局の制水弁筺の蓋だったり、

20020104.JPG



水道管に接続された消火栓の蓋だったり。

20020105.JPG



周囲のインターロッキングとの取り合いなんかも
それぞれで興味深かったりするのだ。



そして、都内でしか見られないもの。


20020106.JPG



昭和33年に造られてから幾星霜。


東日本大震災で頂部アンテナが曲がったりしつつ、
幾度もの改修や補強、塗替えなどを経て今がある。



昼も、夜も、存在感を放つ。


20020107.JPG



高さ333メートル。


倍近い高さのスカイツリーが建ったり、
超高層ビルが次々と建造されていく現代において
このタワーはそんなにすんごい建造物とは言えないのかもしれないけれど
近現代日本の歴史の多くの部分を占める
そんな存在感が、ここにはあるのだ。



いろんな街に、
いろんなモノを再発見する。


楽しみの一つである。
(「都内を歩いていて」おわり)
posted by けろ at 11:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]