屋外の調査に困ることがある。
雪に覆われてしまうと、
屋外の様子がわからなくなってしまうからだ。
薄っすらと積もっているだけであれば、
ギリギリセーフだが、
これで積雪が10cmもあると
桝がどこにあるのか、
さっぱりわからなくなる。
軒下なんかで、積雪が1mもあると
もはや掘り出すこともかなわない。
屋上だって、そうだ。
タップリ積もってしまうと、
屋上に上がってもただの雪原でしかなくなる。
上の写真くらいの状態が、調査できる限界であろう。
もっとも、これくらいでも防水の良否については
見えやしない。
でも、ちょうどこのタイミングで見ると、
梁の配置がよく分かる。
屋上に断熱は施してあるけれど、
梁や柱の部分は体積がある分、熱容量が大きくて
それだけ熱が逃げやすいってことなんだろうなぁ。
わざわざこんなタイミングを待ち構えなくっても
サーモカメラでも使えばいいのだけれど。
(「冬期の屋外調査は」おわり)