人通孔を設けたり、配管を貫通させるための孔を設けたりする。
そういう孔の部分は強度が落ちてしまうから、
鉄筋を余計に配置して、補強する。
ピット内に人間が通れるような四角い開口をあけるため、
鉄筋が密に配置されているのがわかるだろうか?
床面には、釜場のための「箱抜き」が設けられている。
配管が貫通する部分には
紙管や塩ビ管を埋めておいて
コンクリートが来ないようにしておく。
「スリーブ」という。
太め(一般的には、径100mm程度以上)のスリーブには
補強用の鉄筋を追加する。
鉄筋をダイヤ状に配置してもいいし、
専用の製品 を使っても良い。
構造設計者に確認することだ。
スリーブと鉄筋との「かぶり厚」をちゃんと取れるように
気をつけなくちゃならない。
んんん?
かぶり、足りてないね?
このままコンクリートを打設してしまうと、
スリーブ表面に鉄筋が顔を出してしまう!
(「配管貫通部の鉄筋補強」おわり)