2020年01月27日

配管貫通部の鉄筋補強

鉄筋コンクリートの躯体を構築するとき、
人通孔を設けたり、配管を貫通させるための孔を設けたりする。


そういう孔の部分は強度が落ちてしまうから、
鉄筋を余計に配置して、補強する。




20012701.JPG



ピット内に人間が通れるような四角い開口をあけるため、
鉄筋が密に配置されているのがわかるだろうか?



床面には、釜場のための「箱抜き」が設けられている。



配管が貫通する部分には
紙管や塩ビ管を埋めておいて
コンクリートが来ないようにしておく。

「スリーブ」という。



太め(一般的には、径100mm程度以上)のスリーブには
補強用の鉄筋を追加する。


鉄筋をダイヤ状に配置してもいいし、
専用の製品 を使っても良い。


構造設計者に確認することだ。


スリーブと鉄筋との「かぶり厚」をちゃんと取れるように
気をつけなくちゃならない。


20012702.JPG


んんん?


かぶり、足りてないね?



このままコンクリートを打設してしまうと、
スリーブ表面に鉄筋が顔を出してしまう!
(「配管貫通部の鉄筋補強」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 建築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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