ダムがあったのさ。
そしたらさ、ついでに寄ってみようと
思うじゃない?
いろんなダムには、
ダム管理事務所があって、
だいたい人が居る。
そういうところでは、
ダムカードをもらえたりする。
そんなこんなで、
行ってきたのだ。
その名は『美利河ダム』
読めます?
『ピリカダム』なのだ!
PC画面だと、濁音と半濁音の違いが見づらいけれど、
ローマ字表記すれば
『PIRIKAダム』
イニシャルP、ですよ。
北海道の地名は、アイヌ語由来の名称に漢字を充てたものが多いから
こんなものもあるのだ。
こんなダムカードがもらえる。
いや、カードの実物はこんなに大きくないけど。
ダムの実物は、もっと遥かに大きいけど。
なんと、美利河のキャラクター「ぴりごん」が
出迎えてくれるのである。
このキャラクターのデザイン費、製作費、
……そういう野暮なことは言うまい。
ダム管理所のエントランス脇に
ちょっとしたホールがあって、
その地の特徴や動植物やダムの構造についてなどの
展示が置いてあった。
この部分、躯体をアールに(弧状に)仕上げてあって
そのカーブに合わせて、小割の排煙窓が並んでいて、
床面にはアール形の温水パネルヒーターが設置してあって、
なかなか予算を投入しているではないか!
まあ、ダム本体工事に比べたら
オマケみたいなものだろうけれど。
ベンチと、ヒーターとの取り合いを
撮ってみた。
あの温水管が床下に入っていく部分には
躯体の梁が無いわけだ。
柱芯で梁があって、ピットが外側に張り出しているのか
とにかく、温水管の配管スペースが考慮されているわけだ。
梁を避けて、手前に梁巻きしていると
見た目だけじゃなくて
歩行の邪魔になるし、ね。
ああ、ダム本体の写真を撮ってないや。
一応、目では見たのだけれど。
どうしても、興味関心の深い部分に意識が行きがちなのだ。
(「美利河って読めない」おわり)