2020年01月13日

配管埋めてる

排水管を、埋めている。


20011301.JPG


建物から出てくる排水管を、
塩ビ製の桝で受けて、公共下水道まで導く、
そんな排水管。


左側、白いシートで覆ってあるのは
躯体打設時の採暖養生のためである。



寒い時期にコンクリートを打設して凍ってしまったりすると
必要な強度が出ない。


ジェットヒーターなどを焚いて、
コンクリート打設部分を暖め続けてやらなくてはならない。


吹きっ晒しでは暖まらないから、
必要箇所をこうやってシートで覆うのだ。


詳しくは、寒中コンクリート施工指針 でも見ていただきたい。



電線管なんかも、埋められている。


20011302.JPG



躯体に開けられている孔は、
これらを通すのかな?



排水管っぽいモノは、
土間に埋設されてしまうようだ。


20011303.JPG



屋外に給水管やガス管やケーブルが埋められる場合、
後日うっかり掘り返して配管を切断してしまわないように
「埋設表示テープ」とか「埋設標識シート」とか呼ばれるモノを
管の上部に敷いて埋めるのだ。


20011304.JPG


緑色のやつと、水色のやつが見える。



こうしてから土で埋める。


後日、何か必要があって掘削工事をする際に、
このシートが出てきたら、気をつけなくちゃならない。

でかい重機で勢いよく掘り進めてしまうと
このシートもろとも配管本体もぶっちぎってしまうかもしれない。



建物周囲や、既存の何かがある敷地の中を掘削する場合には、
自動車の運転よろしく、
「かもしれない掘削」が必要なのだ。


配管が埋まってる「かもしれない」からだ。



これらの埋設シートが出てきたら、
「埋まってるぞ」という警告なのである。


慎重な作業が求められるのだ。
(「配管埋めてる」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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