多くの外国人がやってきて
いろんな分野で我が国の発展に尽くしてくれた。
エドウィン・ダン という人も、その一人である。
札幌市南区に、記念館が設置されている。
明治期の建物を、昭和39年に移設したのだとか。
建物の中では、ダンの生活に関する説明が紹介されている。
こんな文章と絵が、さくさんある。
有名なクラーク博士が札幌に滞在したのはわずか9ヶ月間であったが
ダンは何度か帰米したものの、82歳で生涯を閉じるまで日本国内で
さまざまな足跡を残した。
建物は、当時のものを移築しているだけあって
含蓄があるものである。
もちろん、当時は無かった暖房、照明、防災などの設備が付加されている。
結構手が入っているようであるが、
なかなか美しく保たれている。
奈良京都あたりだと、たかだか150年程度の建物は
「新しい」部類に入るのかも知れないけれど
北海道だとかなり古いモノに該当するだろう。
けれど、どちらがどう、という比較ではなくて
その土地土地の楽しみ方をすれば良い。
そう思うのである。
(「エドウィン・ダン記念館」おわり)