2019年12月30日

ビルとビルの隙間に

ビルとビルとの隙間を見ると
いろんな「せつび」が隠れていたりする。


19123001.JPG

通りに面した正面側では、
配管やらダクトやらケーブルやら
そういったモノは極力見せないようになっているけれど
側面や裏面となると遠慮はいらない。



機能上は必要だけれど、
あんまり表で見せたくないものの一切合財が
配置されていることもある。


19123002.JPG


「設備バルコニー」などを設けて
室外機類をズラリと並べたり、
それ用の電源ケーブル類を納めたケーブルダクトが
伸ばしてあったりする。


これが可能となれば、
建物内部の機械室やEPSのスペースが節約できる。

そうすることで、
建設費もローコストとなるし
レンタブル比も向上する。



もちろん、周囲から突出した高層ビルであれば
上の写真のような露骨な「裏スペース」など無い。

建物のどの面も周囲から視認されるから、
設備スペースは建物内部に設けて
見えないようにするだろう。



ただし、こんなビルとビルの隙間を
あんまりじっくりと見ていると
怪しいことこの上ない。

通行人からの怪訝な視線や
ともすると職務質問を受けることになるかも知れぬ。



人通りの少ないときに、
さり気なく、ちらっと見るのがコツかもしれない。
(「ビルとビルの隙間に」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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