2019年12月12日

排水立管の途中に満水試験継手

排水管は、
排水を流すための管だ。

当たり前だ。


当たり前だけれど、
万が一施工に不具合があって
水漏れをしていたら大変だ。


だから、施工後に管内を水で満たして
漏れが無いかどうか試験する。


「満水試験」である。



でも、配管は繋がっていてナンボ。


それに水を満たすのはどうやって?



こうやる。



19121201.JPG



このために、排水立管に 満水試験継手 を挟んでおくのだ。



わざわざコレを挟むと
その分だけコストが上がる……っていうんで、
これ無しで済ませて、配管をとにかく何かで塞いで試験する、とか
ちゃんとやってる自信があるから試験なんかしない、とか
人によって、現場によって、発注者によって、監理者によって、
判断が違ったりするだろう。



でもね。



もしももしも、全部仕上がっちゃってから水漏れが発覚したりすると
漏れ箇所を特定するのも、漏れによって汚れた内装材を交換するのも
えらい面倒なことになる。

カネだって、だいぶ余計にかかってしまう。


だから、試験しておくに越したことはないのだ。



「でもさ、この継手自体の下端接続部については
 試験されないことになるよね」



うん。

そのとおりなのだ。
(「排水立管の途中に満水試験継手」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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