それはそれで良いけれど
LCCターミナルは、いろいろ見えて
やっぱりイイなぁ。
成田空港の第3ターミナルも、
LCC向けの施設であるから
その造りがとても簡潔なのだ。
ここでは、ファンコイルユニットではなくて
パッケージエアコンがついていた。
ハッキリ言って、両者見た目はあんまり変わらない。
つながっている配管が、違うのだ。
ファンコイルには、冷温水管が
パッケージには、冷媒管が
つながっている。
それで見分けるしか、あるまい。
「設備って、よくわからん」
そういう人ほど、
こういう「全部丸見え」の施設を
眺めながら歩いたらいいと思うのだ。
何でも見えるのだから、
良い教材になるのだ。
お医者さんだって、
勉強するときには骨格模型とか筋肉模型とか
そういうやつで学ぶでしょ?
(まあ今ならいくらでもバーチャルの3Dモデルが
使えるだろう)
通路にある、消火栓。
どうせなら、消火器も収納できるボックスにすれば
良かったのでは? と思わなくもない。
エスカレーター、
こういう感じのも良くない?
とっても簡素な内装だけど
支障無いよね。
待合スペースも
設備だけじゃなくて電気も構造もいろいろ見放題。
とってもオトクな建物だ。
いつでもどこにでも
実物教材が溢れているなんて、
「建築」って、学ぶのに便利な領域なんじゃないかな。
(「成田空港T3の簡潔さ」おわり)