いろいろな建物が視界に入る。
建物があれば、
それらの外周部に目が行く。
屋上に何があるか。
結構、気になるところだ。
手前に電線がこれでもかと写っているけれど
撮っている最中は気づいていなかったりする。
屋上に並ぶ、水槽、アンテナ、広告塔とそれを照らす照明、
太陽熱温水器、避雷針。
この角度で見えるのは、これくらいかな。
別のビル。
まあるい高架水槽が、カワイイ。
今の時代、ビル名でググれば
すぐにそこの地図が出てくるから、すごい。
良い面もあり、キモチワルイ面もあり。
更に、他のビル。
こっちのは、四角い高架水槽。
当たり前だけれど、
水槽に向かって水を供給する配管と、
水槽から出ていく水を通す配管とが
つながっているのだ。
基本的に、設備は、水槽とかポンプとか
「部品」だけ見ていては理解できない。
それにつながる配管、ケーブルなど
「システム全体」として捉えていかなければ
あまり意味を成さない。
ワタクシは、そう思っているのだが。
これまた、恐ろしい高さについている
高架水槽だ。
廻りに手すりが回してあるから
まだマシではあるけれど
やっぱり怖いよ。あそこを点検しに行くのは。
まあ、行ったことないけどさ。
駐車場に面した、ビルの壁。
きっと、昔はこの駐車場には別のビルが建っていたんだろう。
それが無くなって、更地になっちゃったものだから
この壁面が妙に目立ってしまうことになった。
そう想像してみることもできるし、
いやいや、換気フードが焼付塗装付になっているし
ちゃんと外装パネル1枚ごとに1個ついているから
もともと露出されることを意識しているに違いない。
と反論することもできる。
実際の事情はわからないけどね。
そんなこんなを見ながらの街歩きが、好きだ。
単純に、楽しいのだから。
「変な趣味」
そう思う人がいたって、
それは仕方がない。
趣味なんて、そんなもんだ。
他人に危害を及ぼすようなものでもないし
きっと甘受されよう。
……身勝手な決めつけである。
(「屋上に並ぶもの、壁につくもの」おわり)