なんやかや、通るのだけれど、
ただの通路だったのであまり公園自体を意識していなかった。
ふと、案内図を見た。
そっか。
全体像を、まともに見たのは初めてかも。
東大も東京藝大も隣接していたんだね。
京成本線が、地下を通っていたんだね。
美術館、博物館も満載だ。
楽器を弾いてる人や、
曲芸を披露している人がいたり、
イベントのテントがたくさん立っていたり。
白黒のクマがいる動物園も、この中なんだ。
池も、こんなに大きかったんだ。
「見慣れた」つもりでいても、
ぜんぜん、なんにもわかっちゃいなかったんだ。
物事、
得てしてそんなものかもしれない。
野口博士の像が建っていた。
科博に背を向けているけれど、
特に深い意味はないよね?
(「上野公園には、いろいろあるんだ」おわり)