2019年11月26日

成田空港第2ターミナルの制気口たち

かつて「新東京国際空港」と呼ばれていたはずだが、
今は内外に向けて「成田空港」を名乗っている。

その、第2ターミナル。


19112601.JPG


大空間だから、そのための空調・換気風量も
相当なものであろう。


それで、空気を送るor戻すための吹出口・吸込口は
大きなものになってしまうのは、当然のことなのだ。



上方を見ると、
立派なノズルたちが渡航客を見下ろしている。


19112602.JPG


可動式の二重ノズルだから、内側の筒の向きを動かして
温度気流分布がそれなりになるように調整してあるのだろう。

たぶん。



天井から吊り降ろされている、
あれも吹出口だろう。


19112603.JPG


角ノズル? とでも言うような形状だけれど
もちろん特注の製作モノに違いない。


天井から生えている丸い柱のようなものは
構造体(もちろん重量も支えているだろうが)ではなく
ダクトとしての存在であろう。


壁面にも、ノズルが覗いている。



こんなに目立つ制気口も、
そうそう無いのではなかろうか?


19112604.JPG


そして、目立つのに、
たぶん誰も見ないし気にも留めないし
存在を知らないであろうという……。



壁面ノズル、
遠方から見るとそうでもないのだけれど
近くに寄ると、やっぱデカイ。


19112605.JPG



オマケ。


19112606.JPG


大空間だから、
普通の屋内消火栓やスプリンクラーでは
初期消火の用に能力不足だろう……ということで
設けられているのは「放水銃」



最近のやつは、自律的に火災を感知して
自動的に火源に照準を合わせて放水できる
スグレモノであるはずだ。



飛行機の待ち時間、
ただボケっと待っているのも良いけれど
いろいろと眺めてみるのも面白いのだ。



いわゆる普通の事務所ビルなんかよりも
個性的な「せつび」がたぁくさんついているのだから。

結構立派な「せつび」たちなんだけれど、
基本的にだぁれも見てくれないようなモノばかりだから。



せめて、ワタクシが愛でてあげようではないか!


……なんて、上から目線じゃなくって、
見せていただくのだ。

ありがたく、愛でさせていただくのだ。
(「成田空港第2ターミナルの制気口たち」おわり)
posted by けろ at 10:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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