山地になっている。
扇状地である市街地から西方、
小高くなっている地区の一角に
「旭山記念公園」が造られている。
展望広場を中心にして、
散策路が巡らされている。
藻岩山から見るほどの高度ではないけれど
市街の中心部がよく見える位置にある。
展望広場から見下ろす市街は
藻岩山頂上からのものよりも近くに見える。
都庁舎から見るのに比べると
高層の建物が多くはない。
ほどほどの高さの建物が広がっている。
また、遠方には野幌原始林が見られるから
都内のように「見渡す限りの市街地」というわけでもない。
隣にある山が、北側の市街を隠す。
南側には、藻岩山が見える。
公園内のレストハウスは
比較的新しそうに見える。
天候によっては寒いから
こういうスペースがあると良い。
側面。
屋上は、緑化されている。
勝手に生えてしまったものではなくて
ちゃんと意図された緑化なのである。
公園の由来を記した石碑があった。
都市銀行なのに破綻してしまった北海道拓殖銀行であるが
当時はこんな広大な敷地を寄附できるような存在であったようだ。
宮田益子の歌碑。
散策路は森林に囲まれていて
適度にアップダウンがあって
気持ちが良い。
このような橋もあるのだが
下にはキュービクルが置かれている。
市の公園だから、
市水道がそのまま引き込まれている。
空気弁室なんかも、そのまんま設けられている。
札幌市を展望できる場所は、
中心部の高層ビルやテレビ塔を除けば
みんな西側の山沿いだ。
手稲山、三角山、大倉山、円山、幌見峠、藻岩山……。
いろんな高度の場所があるから
巡ってみても面白いのではなかろうか。
(「旭山記念公園から札幌市街を一望する」おわり)