この端っこに「緑のセンター」という建物があった。
だいぶ、新しそうに見える。
「緑」じゃないけれど、
木の色を全面に出した外装となっている。
緑のセンターというくらいだから、
中には植物がたくさん!?
という感じではあるのだが、
ワタクシにはそれ以外のものが
目に留まってしまう。
たとえば。
庇用の雨水管だったりする。
ああ、でもこれ、設備工事じゃないな。
ステンレスを曲げて作ってある。
昔は、樋なら建築工事、
配管なら設備工事だったように思うのだが
いつしか雨水排水設備は建築工事に算入されるようになってきた。
少なくとも公共工事では。
中には、植物も、ある。
立派だ。
でも、それ以外も、いろいろある。
木造、であるようだ。
柱梁の接合部と、筋交いが見える。
上部のサッシも、こうやって木と留めるのか。
屋上テラスに出ると、
排煙窓(兼、換気窓)がよく見える。
暖房は、温水式のようだ。
結構な厚みの、温水パネルヒーターが
壁際に並んでいた。
図書コーナーには、植物関係の書籍がたくさんあって
熱交換する換気機器(通称ロスナイ)が
造り付けのようにはめ込んであった。
本、湿けないかな?
木柱の頂部、
屋根を支える構造が、
面白かったりする。
こういう部分は、
鋼材のほうが計算しやすそう。
有圧換気扇が2台、
サッシにはめ込まれている。
しっかりした枠とパネルを用意しないと
重量を支えられない。
電源も必要だけれど
二重壁があるわけではないから
露出電線管を這わせることになる。
壁には、こんなものが。
これは、サーキュレーター的なものなんだろうけど。
一体、これ何?
配管が2本つながっているから、
何らかの設備機器には違いないけれど
見たことないや。
何枚も撮ったら、
型番が写っているやつがあったから
検索してみた。
おお、 遠心式加湿器 か。
給水管どドレン管がつながっている、っていうことだ。
「緑のセンター」ならではの機器だ。
けど、ちょこっとモビルスーツっぽい。
いろんなモノが見られて、
知らないモノもまだまだあって、
飽きることはなさそうだ。
(「豊平公園緑のセンターにあるのは植物だけじゃなくって」おわり)