2019年10月10日

ユニットバスの循環金物廻りは漏水するか

ユニットバスに、点検口がついていたりするのを
ご存知であろうか。


もちろん、無いやつも多いけれど。



開ける。


19101001.JPG



中を見てみると……。


19101002.JPG



追い焚きタイプの給湯機から
循環パイプがつながっていて。

その循環金物(といいつつ、金属じゃなくて樹脂だけれど)が
浴槽を貫通している部分には
漏水受けのトレーのようなものが
取り付けられている。

その排水が、ユニットバス床面に排水されるようになっている。



曰く、
そう簡単に外れたりするものではなくて
漏水事故なんてまず起こらないんだけれど、
実際に漏水して、でもそれに気づかないまま暫く経って
下の階にまで被害が生じて大変になったことがあったから……
ということで、「念のため」の措置なんだとか。



製品としては大丈夫であっても、
施工精度の問題もあるかもしれないし、
そんなに費用が増すわけでもないから
それなりの安全策は取っておいたほうがよかろう、という判断か。



『建築』は一品生産物だから、
あちこち、たくさんのリスクが潜んでいる。

それでも、一つ一つの部位を構成する要素ごとに
いろんな工夫が施されているのを見ることができる。



そんなこんなを発見できるのも
「せつび」の醍醐味なのだ。
(「ユニットバスの循環金物廻りは漏水するか」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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