緑色の養生テープで覆われているのが
散水栓ボックスの蓋である。
周囲は砂利で埋められている。
だが、コンクリートスラブに埋め込まれるような場合だって
無いわけじゃない。
そうするとたとえば、
こんな感じに据え付けられたりするのだ。
スラブの開口補強と
ボックス固定用材としてのコンクリートブロック、
ボックス下部へのコンクリート流入を避けるための型枠とが
据えられているのが見える。
設計図としては、四角を描いて終わり、だったりするけれど
実際に据えるとなると、そう単純なものでもない。
モチを絵に描くのと
食えるモチを作るのとは
大きな開きがあるのである。
「ものづくり」は、
偉大なのである。
……と、自分ではなにも作れない絵描きが
呟いてみる。
(「スラブと散水栓との位置関係」おわり)
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