2019年10月02日

北海道博物館の常設展示1

この手の施設で、
特別展だけ見て、常設展を見ない
なんていう選択肢は、無い。


いや、ホントウは無くはない。

時間の都合とか、ね。



でもこの機会には、大丈夫だった。



入っていきなり、
ナウマンゾウとマンモスの骨格が出迎えてくれる。


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地層剥ぎ取りが掛けてあったり。


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そう。

これから、過去の津波襲来の歴史が
読み取れるのだ。


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火砕流に巻き込まれた?
炭化木があったり。


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その脇には、こっそりと吸込口が取り付けられている。

こういうフェイスは、白くするべきか黒くするべきか。

吸込口内部は、白く塗るべきか、黒く塗るべきか。

まあ、いろいろ好みや意見があるものだ。



ついでだから、天井も見てみようか。


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黒い角アネモ以外は
ひたすらダウンライトとスポットライト。

ライトは、黒いのが無かったんだろうな。



壁面にある大きな吸込口と、
その中ほどに取り付けられた非常ベル。


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こういう「せつび」たちは
普通の見学者は見てくれまい。

だから、ワタクシが見るのだ。

愛でてあげるのだ。


なんて、偉そうに。すいません。
見させて頂いているのである。



「北海道博物館」だから
本州各地(「内地」、と呼ばれることもある)とは異なる文化について
スペースを使って説明してある。


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説明の言語も、
日本語、英語、中国語簡体字、中国語繁体字、ハングル、ロシア語、である。

稚内や小樽では店の看板にもロシア語が使われているけれどね。



一般的な「日本」では
縄文時代の後に弥生時代が来て、
それから古墳時代、奈良時代と続くことになろう。

しかし北海道では違う。


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稲作が入るのは近代になってからであるから
いわゆる「弥生時代」は、無い。

続縄文時代〜擦文時代と、続く。



また、北方のいろいろな民族が
千島列島を通じて、あるいは樺太を通じて入ってきて
独自の文化圏を広げていったという。


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平安時代〜鎌倉時代に相当する、
擦文時代。


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かつて、「日本は単一民族国家だ」なんて言われていた時代もあったが
まったくそんなことはなかったことがわかる。

そもそも、「日本人」のルーツはいくつかあって
大きなククリでは縄文系・弥生系の渡来人。
そう、NHKで説明されていた。

今や、欧州系、アフリカ系の日本人も多数存在している。



国とは。

民族とは。



定義がだんだん変わっていっているのだろう。



常設展は、
1階から入って、出口は2階。



最後に、冒頭のマンモスを上から見られる。


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列島だけではなくて
大陸と一緒に見ると、
また、北を上にしないで見ると、
見え方がまた変わってくるのではないだろうか?



いろんな発見があるのが
博物館の楽しいところ。



上野に列をなしている博物館群には
規模と充実度では及ばないかもしれないけれど
その土地土地の面白さというのは
その地でしかわかり得ないことも多いのだ。


さあ、博物館を巡ろう。


人生の間で、
到底廻り尽くすことなど出来はしないけれど。

それでも。
(「北海道博物館の常設展示1」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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