2019年09月30日

毛無峠から小樽と朝里が見える

小樽市朝里から、少し内陸に入っていく
国道393号線。


『毛無峠』という、ある種の男性にとっては
なかなか寂しい名前の峠があって。

もっとも、アイヌ語の kenas(山林)に漢字を充てたものだというので
「毛」とは何の関係も無いのだが。



峠から少し海寄りに、
視界の開けた展望所がある。


19093001.JPG



「位置と高さ」が石碑となっているのだが
測量し直しの結果、少し座標に変更があったようだ。


19093002.JPG


それはさておき、
海面から467m、一気に高くなる地形ゆえ
たいそう展望性がよろしい。



「こんなふうに見えるよ」って
看板が用意してあって。


19093003.JPG


そう。


小樽の街が、一望できるのである。
看板よりも、木々が生長しているけれど。



19093004.JPG



小樽港全体を見渡すことができる。


中央右に少し目立つ高層の赤茶色の建物は
看板にある「ウイングベイ小樽」である。


裏を返せば、そんなに高層の建物は多くない、
そんな街、小樽である。



右の方に目を向けると、
朝里の市街地が見える。


そして、石狩湾をはさんではるか向こうには
石狩〜厚田〜浜益を越えて、暑寒別の山塊が
澄み渡った空であれば、見えるはずだ。


19093005.JPG



北海道。
大地の部分は、それはそれで広大で見目麗しいし
海岸は場所によってさまざまな地形があって
これまた観て飽きない。


四季折々、さまざまな様相を見せる日本列島全体が、
魅力にあふれている。



海外は海外で、
やっぱりすごいんだろうね。



災害や、病気や、難問や、苦悩もあるのだけれど
しかしそれでもこの地球には、そして宇宙には
麗しいものも溢れている。



いろいろ行き詰まった時には、
そういう自然の恵みに触れてみるのも
いいかもしれない。


時として、牙をむく自然ではあるけれど。
(「毛無峠から小樽と朝里が見える」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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