米も根菜も果物も
いろんな幸が、穫れる時期。
北海道余市郡 仁木町 にある
村田果樹園 に行ってみた。
この果樹園を見つけたのは、
たまたま、なのである。
何せ、隣の余市町から仁木町にかけて
たくさんの果樹園がずらりと並んでいる。
はっきり言って、
どれがどれやら、どう違うのやら、
何が特色やら、
さっぱりわからない。
それでもやはり、WEBページを作っていることは大きい。
そして、それを適宜更新していることは、
もっと大きい。
事業者向けに出荷しているだけならともかく、
『一般客』相手に商売をしようと思うのであれば。
それはともあれ。
果樹園自体は「創業明治17年」というのだから
マッサン が大日本果汁株式会社を設立した昭和9年よりも
はるか前であるが、
コンテナをつなぎ合わせて建てた(?)直売店兼受付の建物は
新しかった。
こういうのをデザインして、製作する人たちもまた
重要なのだ。
もう、ここを歩いている時点で
ぶどうの甘い香りが漂ってくる。
ぶどう。
プルーン狩りもあったけれど
たらふく食べると、腹がゆるくなるからね。
だから、ぶどうだけ。
いやあ、立派なぶどう!
ここ、いろんな品種があって
しかも、それぞれ近接して植えられているから
いろんな味を楽しめる。
この区画全体はキャンベルで、
あっち全体がデラウエアで……
そういう果樹園もあったけれど、
ワタクシはココのようにいろいろあるのが嬉しい。
時間無制限・食べ放題
っていうのも、ありがたい。
いや、どうせそんなに大量に食べられるわけじゃないのだけれど
「60分間」とか「120分間」とか、きっちり区切られると
なんか忙しないのだ。
トイレに行くのも、
ちょいと座って休むのも、
何か勿体ないような気がして。
(つまり、貧乏性なのだ)
小さなお子さんを連れたご夫婦なども
椅子に腰掛けて、お子さんのペースで
のんびりと楽しんでおられた。
ビニールの屋根がかかっている部分もあるから
多少の雨でも大丈夫だ。
屋根なしの範囲もあるから
晴れているに越したことはないが。
立派なところを敢えて選んで撮影している、
というわけでもない。
ホントに、立派な実がたわわに実っていた。
果物だから、
水分の割合が多いから、
1時間も食べていると
胃がタプンタプンで、腹一杯になる。
(吸収も早いが)
十分に堪能して、終了。
結局、「120分間」って区切られようが区切られまいが
滞在時間は変わらなかったり(むしろ短かったり)するのだが
(少なくともワタクシにとっては)
「無制限」っていう響きが、嬉しいのであった。
あんまりにも立派で、美味しくて
(しかも、品種ごとの味わいがそれぞれ素晴らしいのだ!)
持ち帰る分も、穫ってきた。
100g 50円 で、持ち帰れる。
1kg でも、500円だ!
園内ところどころに量りが置いてあって、
持ち帰り量を自分で確認することができるから
安心だ。
いやあ、良かった良かった。
きっと、他にも素晴らしい果樹園は
たくさんあるに違いない。
それを見つける手段として、
じゃらん とか 食べログ とか
いろんなサイトが出来ているのはありがたい。
載ってないところも多いし、
網羅されているわけでもないけれどね。
新聞広告とかチラシとか
テレビ・ラジオのコマーシャルしか宣伝手段がなかった時代とは
かなり変わってきたのだと思う。
うまく使用できれば、良いことだ。
悪用する輩もまた、いるのだろうけれど。
それを見分けられるように、ネットリテラシーをつけなきゃいけないんだろう。
(「収穫の秋〜村田果樹園」おわり)