たいていの観光パンフにも載っているし
ある程度知られた場所と言えよう。
テレビ塔の建っている東端は
地下鉄も近く、訪れる人が多いエリアである。
しかし、西端はどうであろうか?
地下鉄で言えば、西11丁目駅から、もう少し西、
西13丁目あたりが、その西端となる。
ここには、大正時代に建てられた控訴院(現:札幌市資料館)が
現存している。
西13丁目から、1ブロック東にある西12丁目には
水路を伴う庭園が整備されている。
春と秋、それぞれの時期に咲く色とりどりのバラが
目に麗しい。
東方を見ると、はるか先にテレビ塔が見えるのが
わかるだろうか?
マンションのほうが、遥かに目立っているけれど。
このあたりは、丁目の間隔が約130mであるから、
テレビ塔までの13丁目ぶんの距離は約1.7kmとなる。
この距離を、
のんびりと周囲を眺めつつそぞろ歩く。
そんな旅も、また良いのではなかろうか。
西11丁目〜大通間は、地下鉄東西線の1駅の区間でもある。
「片道は地下鉄で」という、時間短縮術も
無いわけではない。
だが、季節ごとに催されるさまざまなイベントを観ながら、
公園内を東西に突っ切る2本の道を行って還って、とすれば
より味わい深いものになろう。
時間と体力がゆるすなら。
また、同行者の同意が得られるなら。
(「大通公園は西の端まで行くべし」おわり)