2019年09月22日

下川町一の橋地区にあるバイオビレッジ

下川町に行ったのは、
じつは『万里長城』を見るためじゃない。


下川町は、国の「バイオマス産業都市」に選定されている。

平成25年の第一次募集における選定だから、
全国に先駆けてのものである。



地域の特色を活かしたバイオマス産業を軸とした
環境にやさしく災害に強いまち、むらづくりを目指す地域



のうち、下川町では豊かな森林資源を活用している。


先日、五味温泉をご紹介したところであるが、
こういう側面での見どころは
町内にたくさん存在するのだ。



町営の住宅団地も、そのうちの1つ。


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一の橋地区の施設は、
木材をふんだんに使用した造りである。



人口がそんなに多いわけではないから
高層の住宅である必要はない。


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すべて平屋の住戸をつないだ形状になっている。



電力引き込みなどは、
集合住宅っぽい。

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木の外装材と窓枠と換気フードとの納まりが
おもしろかった。

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窓上の水切りは、鋼板製である。


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何が何でも全部木材で……というわけではない。
適材適所だ。


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積雪寒冷地であるから、
本州であればただの屋外スペースに相当する通路だが
屋内化されている。


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消防やら非常照明やら考えれば、無いほうがコストが安いのだろうが
それよりも重要だと考えられているのである。



各住戸は住んでいる方々がいるので、
見て回るわけにはいかないのであるが、
住民センターの内装はこんな感じ。


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「もくもくしい」とでも形容しようか。



さて。



この「一の橋地区」は、「バイオビレッジ構想」に基づき
つくられた場所である。



木質バイオマスボイラーを利用した
地域熱供給をおこなっている。


地区の端に、熱源棟が建っているのだ。


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これも、木質の外装にこだわっているのだ。


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興味が湧いてきたのではなかろうか?



……という方のために。



この地区にある「宿泊ハウス」をご紹介する。



東京からであれば、
旭川空港まで飛んでから、車で2時間足らず で到着できる。



住み心地とすれば……
まあ、単なる温水暖房なのであるが
下川の地と、雰囲気を堪能できること請け合いである。


車で20分も走れば、五味温泉 もあるし。
(「下川町一の橋地区にあるバイオビレッジ」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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