もう1つ、滝があって。
ラルマナイの滝から、少し西に走ったところに
結構な駐車スペースと、遊歩道が整備されている。
称して「白扇の滝」
「絶景ポイント」が
6つも図示されてる。
ちょっと、大盤振る舞いじゃないかな?
滝の上流部分、
穏やかに流れるラルマナイ川である。
河床部も、対岸も
岩石である。
岩体の中で、削れやすい部分が徐々に削られ
少しずつ抉れてきているのがわかる。
こういう部分に、水棲生物が潜むのであろうか。
さあ、「絶景ポイント」
落差の小さな「滝」が見える。
の後に、一気に落ちる。
その下は、滝壺だ。
この水量と落差が
重低音を含む音となって木霊する。
惜しむらくは
繁茂する木々の葉であるが
それもまた風情と割り切る。
紅葉時は、さぞや!
遊歩道沿いに、同じ滝がいろいろな表情を見せてくれる。
大盤振る舞い、と感じられたポイント表記も
あながち乱発ではなかったということか。
見応え、という面で言えば、
三段の滝よりもラルマナイの滝よりも
それらしい。
ここのトイレは、
レンガ積みだ。
夜間は閉めてしまうと書いてある。
だいぶ手が行き届いているようだ。
こんな山奥の川沿いに
公共下水道などないのだから
浄化槽が築造してあった。
この下流にある「漁川(いざりがわ)ダム」は
恵庭市や千歳市の上水道の水源にもなっているのだから
しっかり処理して排水しなくてはなるまい!
(「恵庭渓谷白扇の滝」おわり)