少々上がったところ。
日和山(ひよりやま)という山の麓に
活発な火山活動の一端を見せているのが
『大湯沼』である。
中に立ち入ると、茹で人間になってしまうので
入るな、ということだ。
日本語でしか書いてないけれど
諸外国からの観光客も多く訪れている。
あちこちから活発に噴煙を出していると同時に
湯気がもうもうと立ち込めている。
道路を少し上のほうに上がると展望台があって
ウンチクが書いてある、だいぶくたびれた看板が立っている。
日和山と大湯沼が見えるそうなのだが
葉が茂っている時期は、ダメだな。
大湯沼本体は、葉の隙間から
辛うじて見える程度である。
大湯沼の少し奥には
「奥の湯」という湯溜まりもある。
湯の花、なんだろうか。
それとも、ただの泥なんだろうか。
如何にも温泉温泉した佇まい。
大湯沼から流れ出す川は
川そのものが「流れる温泉」である。
途中は、「足湯」として整備されている。
付近に、ちゃんとした駐車場が無いので
ちょっと距離があるけれど、大湯沼の駐車場から歩いていくのが確実である。
(足湯の比較的近くの道路や民地に、ゲリラ的に違法に駐車している車も
結構あるようだが……オススメしない)
季節ごとに、
まことに風光明媚な場所なのである。
オマケ。
白樺擬木の、街灯。
(「湯けむりの大湯沼と、奥の湯」おわり)