2019年08月22日

雪が積もる地域のハト小屋は

屋上に設ける、ハト小屋。

そこでホントにハトを飼うんじゃなくって、
設備配管などを屋上に出すための出っ張りのことを
ハト小屋と称する。


屋上に設ける設備基礎と同様に、
防水層立ち上げの意味で、少し高さを有するのだけれど
積雪地域においては、その積雪を避けるという意味合いも
出てくる。


19082201.JPG


手前の基礎に、機械を乗っけるのだ。

向こう側の四角い開口部から
配管を通してくるのだ。



周囲に積もった雪によって
埋まりかけているけれど。



雨なら、降って後しばらくすれば
排出されて無くなってしまう。



でも雪は、
そこが寒冷地であれば
しばらくの間はそこに留まっている。



少し時間が経つと
締まってきて重く、固く、なっていく。



サラッサラの雪だったものが
単なる岩石と化していく。



積雪寒冷地に於いては、
そんなことにも
気を遣いたいものなのである。



「水」という物質は、寒冷地の冬期において
「ただの岩石」である、ということなのだ。


それに耐えうるハト小屋。

そうでありたい。
(「雪が積もる地域のハト小屋は」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 建築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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