必ず、給気管と排気管とが接続されている。
外から取り入れた空気中の酸素で燃料を燃焼させ
排ガスを外に排出するのだから、当然だ。
給気管と排気管とを、「給排気トップ」に接続して
外壁を貫通させ、屋外との連絡を設ける。
「給排気トップ」は
排気部分と給気部分との二重管になっているから
見た目1本に見える。
設置場所の都合によって
給排気管はいろいろな方向に持っていくことが可能だ。
この暖房機の背面は内壁なので、
外壁である左側の壁面に給排気トップを設けて
そこに給気管と排気管とを繋いでいる。
灰色の蛇腹ホースが、給気管。
白いカバーかかかっているのが、排気管。
(ステンレス管に不燃カバーをかけてある)
暖房機によって、メーカーによって、
この給排気管を何mまで伸ばすことが許容されるか、
曲がりを何箇所まで設けても大丈夫か、
制限が決められている。
仕様書に
「○m△曲がり」
のように記載してあるかと思う。
暖房機の置き場所は、
給排気トップを出せる外壁の位置と
給気管・排気管の「○m△曲がり」によって
制限されてくる。
燃焼系の暖房機、給湯機を設置する際には
ぜひとも気にしておいていただきたい。
これをうっかりしていると、
いざ取り付ける段になってから
えらく揉めることになるから。
(「FF暖房機の給排気管」おわり)