給排水管などが見えるものだ。
前にも別のところのミニドルゴを紹介したけれど。
ドルゴ弁をどの向きにつけるかは
まあ、納まり次第かな。
世の中、節水、節水だ。
ただ水分だけの排水なら問題ないのだけれど
水分以外のモノが混ざっている排水の場合
節水により水分量が減るということは
水分以外の物体の搬送能力が下がるということでもある。
そんな中、通気がうまくいっていなければ
なおのこと排水に障害をもたらしてしまう。
そんなに高価なものではないけれど
効果は高いものなのだから
ぜひとも取り付けておきたいものだ。
(排水管の繋がり方にもよるけれど)
ただし。
ドルゴ通気弁は、吸気を行う機能しかない。
排気はできない。
(それをやっちゃうと、臭いが出てしまうから)
本来の通気管の役割である
「排水管内が負圧になったら吸気し、
正圧になったら排気する」
という働きのうち、半分しかできないのだ。
そういう前提で、考えておいたほうがよい。
ホントのホントは、
各個通気を取って
外気に開放するのが良いのだ。
その場合、配管長さ分のコストがかかるのと
その配管を通すスペース、
外壁に開放する部分が必要になる。
いろいろ鑑みて、なるべく良い方向性で決めていきたいものだ。
なんだけど。
法律上「設計者」であると規定され、設計図に記名押印している建築士が、
そういうことを考えているかというと、はなはだ心許なかったりする。
得てして、そんなもんだ。
(「洗面台排水に取り付けたミニドルゴ」おわり)
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