このバルブは、どこに何を送る配管につけてあるのか?
「どこに」は、書かれている。
「2階給湯室」だそうだ。
では、「何を」?
パッと見、わからない。
隣には、ハンドルの色が違うバルブもある。
いろいろと追いかけていくと、
「どうやら、青いのが給水管らしい」と
わかってくる。
ひと手間、かかってしまう。
だから、バルブ札には
「どこに」「何を」送る配管なのか、
記しておきたいものである。
事情によっては、「口径」も書いておくと
良い場合もあろう。
たかが、バルブ札。
されど、バルブ札。
ある程度の情報を書いておくと、
いずれきっと助かることがあるのだ。
自分にとって、ではなくて、
後世の、調査をする人々にとって。
なぜなら、かつてそれらをしっかり表記して
おいて下さった人たちのおかげで、
調査、設計、施工が助かることが多いのだから。
逆に、それが無くって、いろいろと調査に
手間と時間を要することも少なくないのだから。
(「バルブ札は流体種類と行き先がわかるように」おわり)
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