三菱電機製の「全熱交換ユニット(天井吊型)」である。
換気用のファン2台が内蔵されているので
当然のことながら電源が供給されている。
と、電源用であろうか、3本のケーブルが接続されていた。
具体的に言うならば、
2本の芯線が入ったケーブルが、
2系統に分岐されている、ということになろうか。
ケーブル同士を一つにまとめている、緑色と透明色のものが
「ケーブルコネクタ」である。
2芯ケーブル3本を接続している形になっている。
ケーブルを接続(分岐)するには、
芯線の被覆を剥いて、銅線どうしをねじってからめて
ビニルテープでぐるぐる巻きにする……とか
同じく銅線同士をリングスリーブで接続する……とか
そういう方法もある。
でも、ケーブルコネクタで接続するのが手軽である。
被覆材を適切に剥いて、
銅線を適切な深さまで差し込めば、接続が完了する。
剥き方が足りないと、導通が悪くなったり
剥き方が多すぎると、ショートしてしまったりする危険性もある。
「ちゃんと接続する」必要がある。
間違った……というときには、
引き抜くことも可能ではある。
リングスリーブで接続(圧着)してしまうと、
間違った部分は切断するしかない。
接続替えの場合も。
敢えて「確実性」を求めて、
「リングスリーブで接続してね」と仰る方も、おられる。
場所にもよるけれど。
電気工事は、「電気屋さん」の専売特許ではあるけれど
(実際、電気工事士免許がなければ、取り扱えない)
他の職種の人がその内容を知っていて困ることはない。
こんなのを見かけたら、
ちょっと気に留めてほしいのだ。
(「ケーブルはコネクタで繋げられている」おわり)
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