2019年08月01日

国立科学博物館地球館のせつび

じつのところ、
「せつび」にも興味は惹かれたのであるが
何せ展示物に圧倒され過ぎて
力尽きかけていたことは否めない。

それでも、ある程度記録していたものを
ご紹介してみたい。


科博の日本館(右)と地球館(左)と、
国立西洋美術館(正面)に囲まれた空地。

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中央に建っているのは、
エレベーターの昇降路である。

その屋根の上にも、
何らかのマシンが載っている。



その更に脇には、
換気塔。


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地下部分の換気の用であろう。

どっちが給気で、どっちが排気なのか、
見てもわからない。

どっちも給気かもしれないし
両方とも排気かもしれないし。



とにかく、地階に居室があれば
かならず地上からの給排気ルートが
どこかにあるのだ。



地球館の外壁。



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ところどころに、大きなガラリがついている。

これだけの気積の建物だ。

ガラリ面積はこんなもので足りるわけがないから、
他の面や屋上などにも
別のガラリがたくさんあるに違いない。



地球館には、天井仕上材を貼っていない部分が多い。

だから、「せつび」も見放題である。



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たとえば、エスカレーターホール。

ペリメーター部分の線状吹出口や
その接続ボックス、ダクトがよく見える。


照明器具は、電動昇降装置付であるようだ。



エレベーター前の天井。

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ファンコイルユニットとおぼしき機器と、
各ダクトのつながりがよく見える。

ケーブルのたぐいも、こっそり見える。
(見えるのは電線管だけど)



大きな吸込口と、そのボックス、接続ダクト。

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吹き抜け空間は竪穴区画だから、
右側の壁を貫通するだくとには
当然のことながら防火ダンパー(FD)が
取り付けられている。


吊り用の鋼棒と、それを受けるアングルなど
ダクト類を吊るための苦心の跡が
わかるだろうか?



通路上部に並べられた
カセット形(2方向吹出し)のファンコイル。

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機器と、ダクトと、照明器具と、配管と。


天井仕上げを貼らないと見えてしまうので
その配置にも気を使うはずだ。


保温外装も、きれいに仕上げてある。



角アネモは、建築で組んだグリッドの中央に位置させないと
アンバランスに見えてしまうから、
しっかり収めてある。

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恐竜たちの骨格も見どころだけれど
その空間を彩るダクトたち、照明器具たちだって
見逃してはならないのだ。

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なぜか、手すりからシカ(ウシの仲間?)の前半身が
生えだしているが。

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ノズルの位置を、
下向きとナナメ向きと
2方向にセットしてあるのが面白い。



スプリンクラは、
もちろん、くまなく張り巡らされている。

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光量が少ないため、
画像がイマイチで申し訳ない。

だいぶ年季の入ったコンデジでは
これが限界なのだ。



ダクトと、スプリンクラ。

いつだって、悩ましい収まりなのだ。

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ノーベルさんの頭の上の、
冷温水管(たぶん)とダクト、照明器具、ケーブルラック。

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地球館は、
屋上にも上がることが出来る。


当然、この規模の建物の屋上だから
たくさんの機器たちが分布している。

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発電機と、そのための燃料タンクだな。

煙突はまた、別のモノ。

アンテナ類も遠慮なくついている。

一応、一般人が入り込まないように
柵が設けてある。



煙突がいくつもある。

燃焼機器が、いくつもあるんだろう。

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塔屋のルーフドレンは
遠慮なく露出だ。



なにかの、排気ダクト。

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吸い込み側の
凹んで雨水が溜まっている部分は
何だろう?



右の扉は
エレベーター機械室への入り口。



盤やら、室外機やら。

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木製の柵で、
なんとなく目隠し。



あちこちに、
機械、機械、機械。

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ガスヒートポンプエアコンを採用しているようだ。

ブランド名がPanasonicだから、
比較的新しめであろう。

古いのだったら、三洋電機となっているはずだ。



なにかの水槽もある。でかいファンも。

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日本館の屋上部分も、
ちょこっと見える。



あいつらは、冷却塔かな。

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あとからあとから追加したような配管たちが
いろんなことを物語っているんだろう。

そのヒアリングをしようと思うと、
いろんな経緯を調べなくてはなるまいが。


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こっちの面、ガラス越しなんです。


ベンチが並んでいるんだけれど。

他のお客さんがいるから、
そっちは撮らない。



あれも、日本館の室外機たち。

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隣接する学士院の建物脇にも、室外機。

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こういう置き方をする場合、
地上部で支持を取る配管と、
建物側で支持を取る配管との間で
少々のズレがあっても良いようにしておく。

地震の際には、互いに違う揺れ方をするので
ガチガチに固まっている接続方法だと
配管自体が破断してしまうから。



地球館、中身を見るのが忙しくって
「せつび」の観察は散漫であった。

まあ、そういうことがあっても良かろう。



とにかく、
何を見ても楽しい「科博」なのだ!
(「国立科学博物館地球館のせつび」おわり)
posted by けろ at 13:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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