改修に際して、撤去してしまうから。
配管も既に取り外されている。
なかなか、こういう角度で見ることは無いなぁ。
それにしても、分厚いコンクリート床だこと。
本来のスラブの上に、
シンダーコンクリートを打設してあるからね。
しかし、だ。
この便器は新築後、あとから改修で据えたんだろうけど
床の鉄筋がずいぶん切られているけれど
これでも床もつんだね。
そもそも、鉄筋の「かぶり」が少なすぎない?
古い建物だと、こんなことがザラにある。
そこが、興味深いところでもあり
気をつけないといけないところでもあり。
こういうのを見るにつけ、
現代の建築の施工管理は、とっても向上しているんだと思う。
一品生産品の「建築」って、
注意すべきことが大量にあって
ほんとうに奥が深くって、領域が広くって、
怖いくらいなのである。
(「和風便器を下から見ると」おわり)
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