2019年07月17日

昭和33年に、よく造ったものだ

昭和33年。
1958年である。



東京タワーが、完成した。



19071701.JPG



終戦後13年、
まだまだモノが無い時代。

今のような重機も、コンピュータも、工具も無い時代。



材料も、工法も、発達していなかった時代。



完成後、60年を経過し、
電波塔としての役割の多くは他に譲ったけれども
観光地の一つとして
未だ健在なのである。



まだ高力ボルトが使われない時代。



あれを、リベット止めで組み上げてあるのだ。



以前、東京タワー建設の記録映画を見た。
竹中工務店が施工した。



今では考えられない、
危険に満ちた現場。



東日本大震災で頂部が少々傾いたりしたようであるが
それらも修復されている。


幾度となく塗装され、
改装され、
耐震化され、
現在に至っている。



当然のことながら、
設備系はほとんどが入れ替わっているはずだ。

19071702.JPG



気にして観察すると、
いろんな「せつび」が見えてくるはずだ。



良く見る施設であっても
「せつび」についてよく観察してみると
また新しい発見があるに違いないのである。
(「昭和33年に、よく造ったものだ」おわり)
posted by けろ at 20:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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