2019年06月26日

ユニットバス循環パイプの水抜き

ユニットバス浴槽の側面に
点検口がついていて。



石鹸置き台にもなっている部分の下に
ひっそりと排水口がついているのがわかるだろうか?


19062601.JPG



点検口を開けてみると……


19062602.JPG


こうなっている。



右上にある黒いのは、
浴槽用の循環パイプだ。


追い焚きができるタイプのガス給湯器と接続されている。



循環金物が、浴槽を貫通する部分は
がっちり止水されているんだけれど
万が一、水漏れが出てきたときには大変だから
排水受けがつけられていて
それがちゃんと排水されるように作られている。



一度据えてしまったら
ウン十年間放置されてしまうだろうから
それにも備えてあるんだね。



逆に言うと、
こういう細工がついているってことは
過去にそれが原因となる漏水・浸水事故があった、
ということなのかもしれない。



建築に限らず、
工学っていうのは、失敗し続けて、改善し続けて、今がある。



まかり間違っても
「絶対に大丈夫っっっ!」
なんて、言い切ってしまうのは
危険なことなのだ。



事故は、起こる前提で考えておくべきだと
ワタクシは思うのだ。

人類は、賢い(人もいる)のだけれど
決して全知全能ではないのだから。
(「ユニットバス循環パイプの水抜き」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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