2019年05月18日

受水槽の緊急遮断弁と緊急用取水栓

受水槽を置く建物がある。

単純に「同時使用水量が多いから直圧給水にできない」
ということだったりするのだが。



せっかく受水槽を置くんだったら、
緊急時にも水を確保できるように
「緊急遮断弁」を設ける、ということがある。



地震時、給水管のどこかが破断したら
受水槽内の水が全部漏れてしまう。

それを防ぐために、受水槽出口の部分に
緊急遮断弁を設けて、水が失われないようにするのだ。

jsisunknkyushdnbntknkyuyushsisn1.JPG



この弁は、地震感知器で振動を感知した際に
閉鎖するようになっている。

弁を操作するための電源は
バッテリーに蓄積しておく。



地震感知器、バッテリー、制御回路は
制御盤に納まっている。

jsisunknkyushdnbntknkyuyushsisn2.JPG

弁閉鎖とともに、
加圧給水ポンプを強制停止させる信号も
送るようになっている。

まあ、停電していたらどうせ止まるんだけど
停電してないけど揺れが大きかった、という場合もあり得るから
そういう回路も必要であろう。



ただ弁を遮断しただけでは
受水槽内の水を利用できないから
水槽に直接水栓を取り付けておいたりする。

jsisunknkyushdnbntknkyuyushsisn3.JPG


決して安価な装置ではないけれど……。



設置してあったら、少し安心材料になるのではなかろうか。

(「受水槽の緊急遮断弁と緊急用取水栓」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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