学校の体育館や公民館などが
避難所として使用される。
しかし、住環境としては大変悪いらしい。
地震や水害など、天災そのものから助かった人たちが
劣悪な環境下の避難所生活のせいで亡くなってしまう
「震災関連死」が多いのだという。
そんな状況を、少しでも改善するための一方策として、
「段ボールベッド」の利用があるという。
こんなふうに設置して、使用する。
こういう小さめの部材があって
ワンタッチでパカっと開いて
箱にする。
これを4個入れたダンボール箱を作って
1箱できあがり。
これを6箱並べて、
床板用のダンボールを上に敷いて、
衝立代わりのダンボールを側面に立てると
冒頭の画像のような「段ボールベッド」1組が出来上がる。
従来の体育館の床に敷かれるマットでは得られない環境が
段ボールベッドで形作られるという。
床からの冷えを防ぐとともに、
他の避難者が歩く音が遮られ、
ベッド内の小箱に個人の持ち物を収納できるというスグレモノなのだそうだ。
2018年の北海道胆振東部地震の避難所にも
供給されたという。
被災地域「外」の工場で急ピッチで生産すれば
3日間で2万台分を供給可能だという。
このような寝袋も、重宝する。
「タイベック」製で透湿性があるため
人体から出た水蒸気が内部で結露してしまう心配も無い。
薄くて軽いのに、温かい。
カサカサと音がしないので
大勢が入る避難所で「うるさくて眠れない」となりにくい。
2019年2月から、市場に投入されているというから
家族分揃えても良いのではないか。
暴風雪で車内に閉じ込められることに備える「対策キット」も
積雪寒冷地ではおすすめ。
もちろん、車内でなくても使える。
この画像では「アルミシート」が載っているが
これだとガサガサ音がするし、水蒸気を透過しないため結露が生じる。
上記の「タイベック」が良かろう。
活用手順書。
裏面。
これはそのまま、災害時用の避難セットとしても
有用である。
東日本大震災以降、
日本列島では、いや、世界各国で
大地震や噴火が頻発している。
備えておくに越したことはなかろう。
(「避難所には、段ボールベッドがあったらいい」おわり)