大倉山ジャンプ競技場の脇に
『札幌オリンピック・ミュージアム』が存在している。
斜面に建っているため、「○階」の表示がよくわからない。
入り口から入ると。
すぐに、不思議なキャラクターが出迎えてくれる。
そのホールには、天井カセット形の空調機。
パッケージなのか、ファンコイルなのか。
この形はやっぱり、ファンコイルかな?
排煙窓は、天井面より高い位置にあって
スリットを通じて排煙されるようになっていた。
これなら、目立たない。
エントランスに至る、吹抜け部分のオブジェ。
いろんな競技の模型が吊られていておもしろい。
吹抜けの下部では、
レジェンドがお出迎え。
記念撮影コーナーである。
内部には、過去の冬季オリンピックで使用されたグッズ類が
たくさん。
ロコ・ソラーレや、
浅田真央さんや。
過去の冬季大会のメダル類。
レイクプラシッド大会とか
鳥の、いや、トリノ大会とか
ソチ大会とか。
今までのものがズラッと並んでいて面白い。
いろいろな競技の体験コーナーも設けられていて、
スキージャンプや
ボブスレーや
クロスカントリースキー・レースなど。
結構体力を要するものもある。
ジャンプ台の高さを説明したパネルや
歴史紹介のパネル、
冬季競技の成り立ちを説明した映像など
じっくり見ようと思えば、結構な時間を過ごすことができる。
もちろん、いろんな博物館・資料館と同様に
「ふぅ〜ん、こんなモンか」と、サラッと見て済ませてしまったら
たぶん10分くらいの滞在になってしまうことだろう。
でも、時間が許すならば
じっくりと見てみて欲しいのだ。
冬季競技に興味関心が無かった人でも
何らかの得るものがあるに違いないのだ。
このようなものを見ると、いつも思う。
どんな分野でも、「イチバン」を獲ることがいかに大変か。
金メダルを得るために要する、想像を絶する努力と、数多の挫折。
本人の努力だけではない、いろいろな幸運や、巡り合わせ。
皆さん、ホントに頑張っているんだなぁ。
すごいことだなぁ。
ワタクシは、「せつび」の業界の末席に居るわけだけれども
こういう施設の天井を見上げると、それはそれで面白かったりする。
このテの施設は、天井板が張られていないことが多いから。
いろんなモノが見えて、楽しいのだ。
わからないなりに、
設けられている設備の種類や系統や用途や改修履歴なんかを
勝手に想像して、楽しんでいるのである。
変な趣味ではあろうけど
悪い趣味じゃ、ないでしょ?
(「札幌オリンピック・ミュージアム」おわり)