文字通り丘の上にあって。
良い天候であれば
屋上から周囲を一望することができる。
馬場には、馬上の人がいて。
マルシェに集う人がいて。
はるかに平地を望むことができ。
遠方の山々も眺望できる。
十勝平野ほどの、見渡す限りの平原ではないけれど
広々とした大地と
遮るもののない大空とを
仰ぎ見ることができる。
屋上の、ガラスのピラミッドは
太陽光を吹抜部に供給している。
観光客が上がる前提の屋上だから、
ルーフドレン金物は平たいものが使われている。
エレベーターでも上がれるのであるが、
階段室壁には大量の写真が貼ってあって
見ていて楽しい。
なだらかな馬追(まおい)丘陵は
苫小牧から千歳、石狩湾に抜ける
低地帯に沿っていて
おだやかな表情を醸し出している。
札幌から夕張方面に行く時や
苫小牧から高速道路を使わずに江別方面に行く場合など
立ち寄るのにちょうどよい位置にある。
(「マオイの丘公園からの見晴らし」おわり)