撤去材がつきものだ。
新しく取付けられるものは
ピカピカ輝いている。
けれども、撤去されたモノは
薄汚れていて錆が出ていたり破損していたり
「もののあはれ」を感じざるを得ない。
エアコンの室外機と、
ストーブと、
配管類。
配管には
ライニング鋼管も、鋼管も、銅管もある。
保温材も出てくる。
現代日本では、何もかもまとめて捨てるわけにはいかない。
種類ごとに分別して
それぞれをしかるべき場所に運搬して
適切に処理しなければならないのだ。
理由があって、
意味があって、
お役御免になるモノたち。
余った予算の消化のために無駄に捨てられたりするのでなければ
ちゃんと役立った上で廃棄されるのであれば
それはそれで良いじゃないか。
それに現代ではかなりリサイクルされるのだ。
また次に、役立つこともできるのだ。
(「お役御免になったモノたち」おわり)