いろんなタイプがあるけれど、
今回は、ガス焚きの温水タイプ。
都市ガスを燃やして、温水を作って
それをヒーティングパイプ内に循環させて
路面の雪を融かすタイプ。
「温水」といっても、普通の水だと凍ってしまうから
不凍液を使用する。
壁付にされた、右2台が熱源機である。
前面に排気口がついている。
その左隣に、ガスメーター。
更に左に、ブレーカーのボックス。
そしてその左上には、降雪センサー。
写っていないけれど、路面部分には路温センサー。
ちらちらと雪が舞う状況を観測して
路温が氷点下近くだったら
自動運転することができる。
雪がやんで、路温も上がってきたら
自動停止する。
路面の水分センサーも併用する場合もある。
(乾いたら、止めるのだ)
雪→水となるときに必要な融解熱は結構大きいのだ。
だからしっかり加熱しないとなかなか融けないのだ。
でも、不必要なのに焚きっ放しだと
ただ地球を大気を暖めるだけになってしまうから
地球環境にもよろしくないし、
燃料費や電気代がべらぼうにかかる上に無駄である。
なので、センサー類は充実させるに越したことはない。
地面にメッシュを張って、
それにパイプを結んで留める。
青いのは、中に不凍液を入れてあるから。
マンホール蓋などは避けて配管を敷設する。
こんな隅っこまで、ちゃんと融かしたければ
こういう配管になる。
こうして一通り配管できて、水張りをして
漏れが無いことを確認したら
砂や土で埋めて、
上に舗装などの仕上げをして、出来上がる。
雪が降る前の季節にできると良いのだけれど
ここの現場ではこういう状態であった。
試運転がてら動かして、雪を融かしてから
土工・舗装をすることになる。
(「ロードヒーティングは秋までに施工したい」おわり)