2019年03月17日

凍らない消火配管

温暖な地域では
屋外にある水系配管が凍ることはない。

(滅多にない、というべきかな?)


だから、消火栓の配管が
屋外に吹きっさらしであったとしても
問題はない。

kornishukhikn.JPG



ただし、寒冷地の建物を設計する場合には
気をつけなければならない。

こんなことをしたら、
一発で凍ってしまう。



いや、
屋外でなくても
屋内の消火配管だって凍ってしまうのだ。



それで、
地域によっては「乾式」の屋内消火設備が
認められる。



普段は配管の中を空っぽにしておいて
火災信号によりポンプが起動し
配管内に水を送り始める。



一般の消火栓だったら、
ホースを引き出してバルブを開けたらすぐに水が出てくるけれど
乾式の場合、消火水槽から水が送られてくるまでにちょっと時間がかかる。

所轄の消防によって
「1分以内に放水が始まること」
などの条件がついているはずだ。

建築計画上、消火水槽が建物の端っこに設けられる場合、
反対側の消火栓で1分以内に放水できるようにするため
通常よりも送水量が多いポンプにせざるを得ないということも
生じる。



試験放水をするたびに、
管内の水を抜かなくちゃならないから
水抜きができるような配管系にしなくてはならないし
水抜き用の弁も操作しにくい場所に設けるわけにはいかない。

水を抜いたあと、
弁をしっかりと締めておかないと
いざというときに大変なことになるし。



日本の建築関連の法律や規定は
東京基準だ。

東京都と気候が異なる地域の事情は
中央のお役人さん方にはわからないから
ときどき実情に合わない規定ができたりする。

(北陸の大雪障害を契機につくられたチェーン規制なんて
 その類ではないかな?)



ともかく。



「凍らない消火配管」



当たり前のことだけれど
それが当たり前ではない地域もあるということなのだ。
(「凍らない消火配管」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]