いろんな飛行機が見られるのももちろん楽しいのだけれど
それ以上に、いろんな『せつび』を見ることができるから。
伊丹空港。
大阪国際空港、かな。
『大阪国際(伊丹)空港は国内線のみです』
という、全く良くわからない注意書きがある。
なんやねん。
まあ、ええわ。そんなん。
デッキ軒天の、制気口。
関空と違って、
潮風による劣化が見られない。
やっぱ、潮風はいろんな部分にダメージを与えるものだ。
結構よく見える位置に
冷却塔が置いてある。
なかなか、良いスポットだ!
もちろん、各系統エアコンの室外機も
並べられている。
錆びっ錆びのプルボックスが出迎えてくれたりもする。
冷却水ポンプ廻りも、よく見える。
屋上露出でも、ねじなし電線管を使うものなのか?
ふっとい配管そのものもそうだけれど、
溶接継手や周辺の錆止塗装、
弁類や計器類の順序や配置や間隔、
支持・固定方法など
設計した人、つくった人、監理した人、検査した人など
いろんな個性の結果であることが面白かったりする。
ダクトも、うねうね。
いろんなところから、空気をここまで持ってきて、
排気する。そんな場所。
なんか、垂れてる?
まさか、ダクトの内部はドロドロ?
どっかの飲食店舗用の排気ファンのようだ。
あの点検口を開ける頻度はどのくらいかな?
ダクト清掃の頻度は?
離陸着陸が続く飛行機たちを眺めていても
それはそれで楽しいけれど
こいつらを眺めるのもまた乙なものだ。
みんな、飛行機とか撮っているから
あちこち撮影していても不自然じゃないし。
『撮影禁止』とか掲示があったら、
ちゃんと従いますよ。
でもここにそんな規制は無いのだから
心ゆくばかり、堪能させていただくのである。
(「伊丹空港屋上の設備たち」おわり)