スキー場だったり、ラベンダーだったり、
長寿ドラマであった「北の国から」であったり、
そんなところかも知れない。
富良野市街地から、かなり奥まったところに
「ガラス工房」がある。
北の国からのロケ地にほど近い、麓郷(ろくごう)という場所である。
今どきは、ナビをセットしておけば辿り着けるから便利だが
それが無いと途中不安になるかも知れない。
「この道で、あっているんだろうか?」と。
まあそれでも、道路脇に大きな看板が立ててあるから
ボーッとしていなければ気づけるであろう。
いろんなガラス製品が、展示販売されている。
特に、ここ独自の「しばれ硝子」が目玉なのである。
工房端の部分で、実際に製作している様子を見ることもできるし
製作体験をすることも可能だ。
敷地内、いろいろガラスで出来ている。
木の実も全部ガラス製の「サンキャッチャー」だ。
晴れた日ならば、
またライトアップされた夜ならば
美しく煌めいていることであろう。
手すりがわりの腰壁も
特製ガラスブロックでできている。
とにかく、ガラスがふんだんに使われている。
外通路からもいろいろな製品が見られる。
庭の部分には、ガラスが石や砂利のように敷き詰められていて。
いくつもある店舗入口の一つ。
この「しばれ硝子」がたいへん美しい。
製作後、数年かけて「しばれ模様」が成長していくらしい。
ごくたまに「ピキッ」と音がして、模様ができていくという。
店員さんは、何度か聞いたことがあるらしい。
(店内にビデオ映像も流されている)
たいへん美しいのであるが、
いいお値段でもある。
なかなか、おいそれとは……。
でもこの硝子は耐熱なので
熱い飲み物を入れても大丈夫だ。
中にはギャラリーもあって
いろんなジャンルの器もあって
見るだけでも楽しい。
富良野市街地から十数kmあるけれど
ちょっと足を伸ばしてみてはいかがであろうか。
なお、麓郷の郵便局内部は
昔の郵便局窓口の趣が少し残っていて
これまた興味深かったりする。
(「富良野のガラス」おわり)