避難ハッチ。
いざという時に逃げるための貴重な手段。
存在は知っていても、
なかなか実際に使う機会なんて
あるもんじゃない。
あってもらっても困るのだけど。
ただ、試験や点検をする場面はあるから
そういう際にぜひ名乗り出て体験してみては。
上のハッチを開いて、はしごを下ろしてみたところ。
ぱっと見、かなり細く感じられるのでは。
もちろん人ひとりの体重を支えるのに
十分な造りになっているのだけれど
結構ぐらぐらして心もとなく感じられるのも確かだ。
地面が近づけば、ホッとするのだけれど
これを10階とか12階とかから
延々と下りてくることを思うと
しかも、建物が火事で燃えていたりすると
かな〜り焦るんじゃないだろうか。
階数が増えるほど、
ここを通って避難する人数も増えてくる。
火元より上の階の人たちは
我先に逃げ出したいところ
この梯子はどうしても1人ずつしか下りられない。
焦るだろうなぁ。
それでも、有ると無いとでは
すごく違うはずだ。
いざという時の焦りを少しでも減ずるために
『体験』しておくのは大切だ。
ぜひ、避難訓練を活用してみてほしい。
(「避難ハッチから降りるのは」おわり)