その他部材との接合部がさまざまである。
角形鋼管柱に、H形鋼の梁を接続する。
ダイヤフラムを設けて梁材を溶接しているのだが
スカラップを設けていない。
梁をつなぐ前の部分。
仮組みだから、
高力ボルトは一部のみ。
位置が決定すれば
全数締め付ける。
梁成が違う梁が取り付く部分は
それなりのダイヤフラムになってるんだな、と。
構造なんて、紙の上で覚えただけだったから
実物を見ると参考になる。
まあ、今どき、
画像やら動画やら、
ネット界隈にいくらでも転がっているんだけれど。
それでも、実物の存在感にはまだまだ及ばない。
VRが完全化したら、
実物に比肩するようになるだろうか?
柱の上部。
建設現場における災害防止のため
さまざまな安全装置類が設けられている。
昔は、どれだけ危険だったことだろう。
今でも完璧ではないから、
フルハーネス化とか何とか
次々と改善されているのであろう。
デッキプレート下部。
どこかに潜って撮った。
どこだっけ?
そうそう、階段。
踏み面にも、鉄筋がある。
踊り場部分。
構造系については、ホント、無知だ。
もっと実物に触れないとね。
本業は『設備』だとしても。
建物は、規格品の住宅でも無い限り
全部が一品生産品である。
だから、それぞれの現場にドラマがあり
たいへん興味深いものである。
先人による技術の積み重ねがあってこその
現代建築なんだと思うのである。
(「鉄骨構造の仕口いろいろ」おわり)