2019年01月19日

凹んだ室外機がかわいそう

建物の調査をしていると
時々、いや、結構頻繁に
かわいそうな設備に出遭う。


hkndshtsgik1.JPG

もう、冷媒管カバーからして哀れだ。

劣化して、変色して、ひび割れて、ずり落ちて。



hkndshtsgik2.JPG

曲がり部分のエルボも外れ
更にずり落ちて。

架台のビスやアンカー金物は錆び錆びだし。



hkndshtsgik3.JPG

室外機本体も
凹んで、錆びて。

内部の熱交換器も
だいぶだいぶ傷んでる感じ。



「もののあはれ」ってやつだ。



まあそれでも、働けているうちは華なのかも知れない。

電気を食って騒音を出すだけで
肝心の機能はさっぱり……なんていう状態だったら
存在価値すら無いのだから。
というか、無いほうが良いことになっちゃうから。



人間だって……いや、やめておこう。

人間は、変わることができるのだ。
決して劣化するだけじゃないのだ。

たとい年齢を重ねたとしても。
あちこち傷んできたとしても。
きっと、質的に良い方向に変わることができるはずなのだ。


機械は治癒もしなければ、心を入れ替えることもないからね。
ヤツラは感受性なんてものを、持ち合わせちゃいないんだからね。



ああでも、いろいろ失敗をやらかすと
凹んじゃうなぁ。

ここの室外機みたいに。
(「凹んだ室外機がかわいそう」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]