窓の外を見るのである。
何故かって?
○○は、高いところが好きだからさ。
屋上に、アンテナとか避雷針とか発電機とか冷却塔とか
いろいろ並んでいるのを見るのが
好きだからさ。
ファンがちょこっと据えてあったり、
大胆な高架水槽が乗っかっていたりするのが
楽しいからさ。
日頃あまり人の目に触れない設備たちの、
活躍の様子を垣間見ることが出来るからさ。
その痛み具合や、放置具合を目にすると
少し悲しくなったりもする。
すこ〜し下のほうを見てみると
これまたいろいろ見えるのである。
この中で、どの「せつび」が気になるだろうか?
屋上にぎっちり詰め込まれた、
室外機たち?
発電機やエアハンやファンや充水タンク(膨張タンクかも?)や
律儀に並ぶ電線管たち?
ひっそりと隠れている、たくさんの小さな高架水槽たち?
それとも、大地震でゴロンと落っこちそうな、既製物置?
(せつびじゃないけど)
あらゆる基準を凌駕した
いかにも古そうな高架水槽?(右側のやつ)
左側のパネルタンクの水槽は、まあまあかな。
密かにコンガラガッタ糸のように見える配電線?
そんなこんな、
いろいろと見えるものがあるから
窓の外を見るのだ。
そんなヤツは、
やっぱり○○なんだろうな。
(「屋上に並ぶ設備機器たちを観るのだ」おわり)